お買い物で手軽に購入できる乳酸菌が入った商品ですが同じ乳酸菌でも何が違うのか、またはどの乳酸菌を摂れば良いのか悩まれますね。
今回は乳酸菌の種類と特徴を見ていきましょう。
乳酸菌の種類
乳酸菌は発酵食品の中などに含まれており、ヨーグルトやキムチ、カルピス、チーズなどが代表格ですね。
では、どのような種類があるのか以下より見ていきましょう!
LG21乳酸菌
ピロリ菌抑制効果があるLG21乳酸菌は胃で働いてくれる乳酸菌です。
株式会社明治が開発した乳酸菌で胃癌の発生原因の1つと言われているピロリ菌の活動を抑制する効果があると報告されています。
乳酸菌B240 ラクトバチルス・ペントーサスONRICb0240
乳酸菌B240は粘膜の免疫力やバリアカをあげる効果を持った乳酸菌です。
株式会社大塚製薬が開発した商品で感染源である口や鼻、目などの粘膜のバリア力を上げてくれて病原体の侵入を防いでくれる働きがあります。
IgA抗体(侵入してきた病原体にくっついて無力化にしてくれる免疫物質)が増加し、食中毒や感染症、風邪などを予防します。
プラズマ乳酸菌 ラクトコッカス・ラクティスJCM5805菌
プラズマ乳酸菌は免疫細胞の司令塔でもある樹状細胞を直接活性化して免疫全体を活性化させてくれる働きがあります。
株式会社キリンが開発した乳酸菌で免疫全体を活性化させることでウイルスや細菌感染の予防になります。
プラズマ乳酸菌を摂ることで肌のバランスを維持する働きや激しい運動による体調不良を抑制したり疲労感を軽減してくれるほかにもインフルエンザや風邪などの発生リスクを低減してくれる働きがあります。
シロタ菌 ラクトバチルス・カゼイ・シロタ菌
医学博士の代田稔さんが発見した胃液や胆汁などの消化液にも負けず生きた状態で腸まで到達し、悪い菌を退治する乳酸菌です。
株式会社ヤクルトが販売している商品でシロタ菌を摂取することで人の体内にもともといるビフィズス菌が増殖し、大腸菌が減少したとう報告もあります。
シロタ菌には免疫力を高めてくれる働きがあります。
R-1乳酸菌 ラクトバチルス・カゼリOLL1073R-1株
株式会社明治が開発した強さを引き出す乳酸菌1073R-1乳酸菌。
R-1乳酸菌は体の免疫力を上げてNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化してくれる働きがあります。
他にも肌トラブルの改善効果やリウマチ予防、腸内環境の改善効果、インフルエンザの予防効果にも有効です。
シールド乳酸菌 ラクトバチルス・パラゼイMCC1849株
シールド乳酸菌は株式会社森永乳業が開発した健康力をサポートする乳酸菌です。
ヒトのお腹にも生息するラクトバチルス・パラゼイで加熱殺菌された乳酸菌のためどんな食品でも添加できるのが特徴です。
シールド乳酸菌は体内の免疫力を高めインフルエンザ予防や抗アレルギー力があります。体を盾(シールド)のように守ってくれる働きがあります。
ガセリ菌SP株 ラクトバチルス・ガセリSBT2055株
雪印メグミルク株式会社が開発した乳酸菌です。
ガセリ菌SP株を1日1個、12週連続で摂取することで内臓脂肪を減らす効果があります。内臓脂肪を減らす働きがあるので肥満気味の方の食生活改善に役立ちます。
L-92乳酸菌 ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株
アサヒカルピスウェルネス株式会社が開発した乳酸菌。
L-92乳酸菌は花粉症や通年性アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの緩和作用の他にもインフルエンザウィルスの感染予防、風邪症状の緩和作用がると報告されています。
L-92乳酸菌はカルピスに由来する乳酸菌であり、Iga抗体の分泌を促すことでアレルゲンの侵入を水際で阻止する働きもあります。
まとめ
乳酸菌には様々な種類がありますが共通している働きは腸内を整えてくれて免疫力を高める働きがあります。
個人毎に乳酸菌の種類によって合う、合わないがありますが摂り始めて1日、2日ですぐに効果が期待できるものではないので1つの乳酸菌を2~3週間ほど摂り続けて自分に合う乳酸菌かを判断されたらと思います。
お仕事の疲れや睡眠不足など免疫力が低下しているなと感じている方は風邪予防やアレルギー予防のためにも積極的に乳酸菌を摂るようにして体調不良にならないように予防しましょう。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。