特に眠くもないし、疲れてもいないのに周囲の人があくびをしているのを見たら自分もつられてあくびが出ちゃった・・・こんな御経験ありませんか?
なんとも不思議な現象ですね!
今回はあくびについて探って行きます。
なぜあくびが出る?
あくびは退屈な時や疲れた時、眠い時などに出る事が多い様です。
あくびが出る時に共通しているのは、脳内の働きがにぶくなり、毎日フル稼働している脳が通常通り活動していない時にあくびが出る原因と言われています。
脳内の温度を下げるため
世間ではあくびが出る理由は「脳が酸欠状態になっているから」と言われることが多いようですが、実は普段の生活の中で脳は酸欠になる事はなく山に登った際に起こる高山病や脳出血の脳梗塞のみに酸欠が起こるとされています。
食事の後は「脳」の温度が下がり、人は眠くなりますが、無理やり眠くなるのを止めようと「脳」は温度を上昇させます。
ですが、「脳」の温度は39度以上ならないようにあくびをして冷却しています。
脳細胞は39度以上になると死滅するため人の自然動作「あくび」で脳を冷やしています。
あくびをすることで、口から吸いこんだ空気が喉付近の血液を冷まし、冷めた血液が顔から上の脳へ送られていき脳の温度を下げてくれます。
人のあくびでつられてあくびでますか?
私はしょっちゅうもらいあくびしますが・・・(笑)
周囲であくびをしている人をみてあくびがうつったことがある人が
ある調査で 100%中
ある 56.8%
ない 43.2%
約半数以上の方がもらいあくびをしてしまう方がいます。
もらいあくびをする理由は
もらいあくびをするのは「行動伝染現象」の1つと言われています。
例えば、あくびを「見る」「考える」「あくびに関する文章を読む」などの動作を取ることであくびに誘導されると言われています。
どうしてこのような現象が起こるのか?
これは「共感説」が最も有力だと言われています。
他者に関心が低い人や無関心の人はあくびがうつりにくいとされていますが、相手に対する関心や共感することがあるとあくびがうつるという「共感説」
ある研究では、もっともあくびが伝染しやすいのは
家族(肉親・夫婦)
友人
知人
見知らぬ人
という順であくびが伝染しやすいです。
このように見てみると、一番気を緩めてしまう身内の方から順にだんだんと他者へ共感が進んでいますね。
まとめ
普段何気なくあくびをしていますが、実は脳の温度上昇を抑える働きであったり、もらいあくびは関心がある人や共感できると感じる人から伝染してしまうなど奥が深いです。
周りに人がいない時は大あくびできますが、公衆の場では手で口を押えましょうね (^^笑
本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。