当ブログへ来ていただきましてありがとうございます。
雑学工房のたけやんです。
突然ですが!
北海道の野菜と言ったら何を思い浮かべますか?
じゃがいも・かぼちゃ・玉ねぎ・ピュアホワイトなどかもしれません。
そして忘れてはいけないのがキャベツです!
雪が降りあたり一面雪に覆われて雪の下で過ごしたキャベツはみずみずしくて甘いです。
今回は「雪の下のキャベツ」にスポットを当ててご紹介していきます。
北海道の冬野菜とは?雪の下のキャベツはみずみずしくて甘い!!
北海道というと寒くて「雪」のイメージが強いかもしれませんね。
そして冬の北海道ならではの寒さを活かした野菜を楽しむことができます。
それが!
越冬キャベツです。
北海道では雪下キャベツとも呼ばれていますが、まさに冬で旬を向えるキャベツです。
キャベツの収穫は10月ごろから根切と呼ばれる作業を行い畑にキャベツをまとめて並べていき雪の下へ埋もれるように保存します。
雪の下でゆっくり寝かせたキャベツを1月~3月ごろに雪の下から掘り起こす作業を行い出荷されていきます。
越冬キャベツは雪の中の温度が0℃前後のため実はキャベツにとって温度、湿度ともに適した環境になります。
この環境下に置かれたキャベツは身が凍結しないようにするため糖度を高めていき細胞を守ろうとします。この働きによって越冬キャベツは鮮度が保たれており、普段私たちが食べているキャベツよりもみずみずしくて甘みがあり美味しくなります。
【北海道の冬野菜】雪の下キャベツは偶然発見された??
雪の下のキャベツは北海道上川郡寒町が発祥の地とされています。
当時の昭和43年の秋にキャベツが豊作のためキャベツの市場価格が暴落。そのため生産されたキャベツを出荷することが困難になってしまいすべてのキャベツは畑に放置されたようです。
しかし!
翌年の春に雪解けした畑を見てみるとキャベツが新鮮な状態を保って残っていたようです。
生産者さんが食べてみると「シャキシャキ」「甘くて美味しい」と実感されて市場に出したところ高値で取引されたためそこから「越冬キャベツ」というブランドが生まれました。
【北海道の冬野菜】雪に埋もれることで栄養価も高まる
北海道のように寒い地域で育てられた野菜は低温の土の中や雪の下で管理されることで糖度やアミノ酸、ビタミンなどの栄養価が倍増して普通の野菜に比べて野菜の味も濃くなります。
【北海道の冬野菜】美味しい越冬キャベツの食べ方
北海道の越冬キャベツはそのまま食べてもシャキシャキしてみずみずしく美味しいのはもちろんですがシチューやポトフまたは味噌汁に入れてもキャベツ本来の甘みを楽しむことができます。
または塩もみをして昆布などで合わせても甘みと塩味の調和がとれ旨味が増して美味しいです。
【北海道の冬野菜】キャベツの雑学
キャベツに含まれている栄養素は「ビタミンC!」はよく聞くかもしれません。
ビタミンCには美白効果や免疫力の向上が期待できると言われています。
他にもコラーゲンの吸収を助ける作用もあります。
さらにもう一つのビタミンが含まれています。
それは!
「ビタミンU」です。
ビタミンU?
あまり聞きなれないかもしれませんがビタミンUには胃酸の量を整えてくれる働きがあり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防にもなると言われています。「キャベジン」ってお聞きになったことがあるかもしれませんがこのキャベジンはキャベツのしぼり汁から出たビタミンの名前を差しています。
他にもキャベツは身体を冷やしてくれる効果が期待できるので例えば熱中症予防や火傷などの時に使用されることもあります。
【北海道の冬野菜】まとめ
今回は北海道の冬野菜で「キャベツ」にスポットを当ててご紹介させて頂きました。
他にもじゃがいもやかぼちゃ、大豆などなど北海道を代表する野菜は多数ありますが冬の季節に食べる野菜はどれも味が濃くて美味しいものばかりです。
この機会に北海道産の美味しい旬の野菜を食べてみてはどうでしょうか。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。