4年に1度開催されるオリンピックですが、開催地はどのように決められているかご存知でしょうか?観戦・応援はもちろんですが、本日は「開催地はどのように決められている」かに注目したいと思います。
オリンピックの開催地を決めるには審査がある
オリンピックを開催するにあたって開催地が決まるのは7年前に決定します。
開催する国の都市では選手用の選手村を作るのを始め、競技場を作ったりなど莫大な時間や費用が必要になる為です。
開催地を申請したい国は8年前までに立候補します。立候補した開催地の中からIOC(国際オリンピック委員会)が投票にて決定します。
では、どのような審査があるのでしょうか・・・代表的な例を見てみましょう!
開催するにあたって国の財政能力・開催能力
オリンピックを開催する事で様々な国から選手を始め、観戦するために集まる観光客の方々がもたらす経済効果が期待されます。
しかし、問題となるのが選手村を建設したり、スタジアム・競技場や公共機関などなど様々な設備を整えるためのお金が必要となります。お金をかけて環境を整えるのは必須ですが、安全面にも配慮しなければなりません。不安要素を含む場所では開催地として不利になりますので安全性にも注力しなければなりません。
交通インフラ整備は整っているか
各国から集まった選手・スタッフ・家族を始め応援に来ているサポーターの方々の移動は当然起こります。ここで重要なのが移動手段はスムーズに出来るか・・・
バス・電車・飛行機やたくさんの人を移動・受け入れる事が出来る宿泊施設などが出来ているインフラ整備が求められます。
主役でもある選手の方々はもちろんですが、競技を楽しみに見に来ている観光客の方々が混乱しないような整備が必要になります。
大会の安全・セキュリティ・治安対策は万全か
人が多く集まるところで起こる犯罪が近年では増加の傾向にあるのも事実です。
1人や2人ではなく〇〇〇万人と各国から多くの方々が集まる開催地にはなおさら懸念されます。大会への安全やセキュリティ・治安対策を入念に行うことは当然ですがもしもの不測の事態への対応を考え警備強化や移動経路・警備計画の詳細なども求められます。警察官や警備員の増員が出来るかも重要になります。
このような答えを集めて選考審査をしてもらい、正式に候補5都市が選ばれます。
その後、IOC(国際オリンピック委員会)委員が現地視察に向かい報告書をまとめます。現地を視察していない国際オリンピック委員は報告書のみでどこの都市に投票をするかを決める参考資料になります。そして、投票により開催地が決定します。
まとめ
オリンピックは選手を始め、応援する人たちみんなが熱くなれる4年に1度の祭典でもあります。国境を越え全世界がみんなで手を取り合って作り上げるものでもありますね。世界平和を願っております。
本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。